30代から獣医学部再受験に挑戦!合格までの道のりと体験記
今までも私の再受験の体験について書いてきましたが、今まで別々のページで書いていたので、ここに簡潔にまとめたいと思います。
まず、初めに私についてですが、一度大学を卒業した後、メーカーで開発職として数年間働き、獣医学部を再受験しました。
そのため、私が獣医学部の再受験を決意し、挑戦したのは30代になってからです。
そして、再受験の結果、私立大学の獣医学部に入学することができました。

30代から仕事を辞め、再受験した時のことを書いていきます!
「30代から獣医学部なんて無理じゃない?」
「今から獣医師になったところでキャリアは大丈夫なの?」
「普通の人が送るような結婚などの生活はできなくなるかも」
そう考えて、挑戦する前から諦めてしまう方も多いのではないでしょうか。
実際、私も再受験を決意したとき、年齢やキャリアへの不安が一番大きな壁でした。
挑戦したところで合格するかどうか、生活費や学費の問題、そして何より「今さら本当にやっていけるのか」という迷いはありました。
それでも一歩を踏み出し、挑戦した結果、獣医学部に合格することができました。
この記事では、同じように「年齢を理由に迷っている方」に向けて、私が実際に体験した再受験時の心境、そして入学後に感じたことを正直にお伝えします。
再受験に限らず、私と同じように挑戦しようか迷っている方の参考になればうれしいです。
30代で獣医学部を目指した理由
私が再受験を決意した背景には、仕事や人生の中で「やっぱり獣医になりたい」という思いを消せなかったことがあります。
以前、獣医学部再受験を決断するまでのことを詳しく以下に書いたので、ここではそのきっかけや周囲の反応についてお話しします。
獣医師を志したきっかけ
私は小さい頃は獣医師になりたいと思っていましたが、高校を卒業するころには考えが変わり、工学部に進学しました。
その後、社会人として働く中で、安定した生活を送りながらも「このまま同じ道を歩んでよいのだろうか」という迷いが大きくなっていきました。
そうした時に思い出したのが、幼い頃に抱いていた「獣医師になりたい」という気持ちです。
私が就いていた仕事は、将来性もあり、安定していて仕事内容も悪くなかったのですが、これじゃない感がありました。
仕事を通じて経験を重ねるほどに、その思いはより鮮明になり、再び「獣医師を目指してみたい」と心から考えるようになりました。
再受験を決意する際は、冒頭でも書いた迷いがあり、自分の生活やキャリアを考え葛藤する時が数年ありました。
しかし、このまま今の仕事をしていてもずっと同じことを考えてしまい、気づいたら何もせずどんどん年齢を重ねるだけだと思い、怖かったですが挑戦することに決めました。
たとえ失敗しても、失敗したからこそ次のステップに進めると考えるようになり、また、挑戦しないと一生後悔するだろうなと思うようになったため、一歩踏み出すことができました。
家族や周囲の反応
私は再受験するかどうか、理解があったため家族には話しましたが、友人や同僚には伝えませんでした。
私は再受験するという行為自体が周りからどう思われるか気にしていたため、周りの人間に教えたくはありませんでした。
正直、周りに話して説明するのもめんどくさかったです。
こんな感じで考えていたので、再受験することは家族にしか言わず、合格したら周りに言うが、不合格だったら言わないと決めていました。
なので、再受験することについて周りの意見が気になるという方は、(できれば)誰にも伝えず進めるのが良いと思います。
再受験時の勉強法と生活スタイル
これに関しては、以前書いた記事に詳しく書いているため、手短に話そうと思います。
↓以前の記事です。
再受験の方法として、私は社会人を辞めて、受験勉強に専念する道を選びました。
再受験の期間は「半年」と決め、時間を最大限に活用するために予備校へ通うことにしました。
お金はかかりますが、プロの講師に教えてもらうことは学習の効率を高めるだけでなく、精神的にも楽だと思ったからです。
志望校は私立大学を第一志望に、学士受験や編入を第二志望とする段階的な戦略をとり、限られた時間で現実的に合格を狙いました。
学習は英語・数学・化学を中心に、新課程の内容を重点的に取り組みました。
生活リズムは、朝から夕方まで予備校で授業を受け、夜は復習や自主学習にあてるスタイルとしました。
友達と定期的に飲みに行ったり、心身のバランスを保つことも意識し、効率とメリハリを重視した生活を送っていたため、モチベーションを落とさず勉強できたんだと思います。
再受験時の費用
ここでは私が再受験にかかった費用を書いていこうと思います。
ただ、あまり詳しく覚えていないため、ざっくりとしたものになります…
私の再受験期間が半年のため、一人暮らしで予備校に通って半年だと大体これくらいかかるんだなという参考にしてください。
私は仕事を辞め、予備校に通い再受験に臨み、その際は一人暮らしをしていました。
まず、予備校の授業料についてです。
入学金と授業料合わせ、110万円くらいかかりました。
次に、家賃と生活費ですが、家賃が65000円ほどで、半年で39万円ほどです。
そして、光熱費と食費、その他もろもろ合わせて月80000円ほどで、半年で48万円かかっていたと思います。
ここら辺の費用は、今はオンラインでの予備校も豊富なため、実家で勉強できる人はかからないと思います。
予備校の費用と生活費を合わせて200万くらいかかっており、こに模試や受験料を合わせて、計210万円くらいかかりました。
このときは、貯金がどんどん減っていき震えてました笑
実家で再受験の勉強できる人は予備校の費用だけで良いですが、一人暮らしで勉強に集中するという人は半年で210万円、一年間だと予備校にもよりますが350万円くらい貯金があれば大丈夫だと思います。
もちろん、家賃や生活費を抑えることができれば、250万円くらいで可能だと思います。
再受験中の心境やモチベーションなど
再受験を始めた当初は、仕事を辞めたことで大きな開放感がありました。
社会人生活から一度離れ、「ここからは自分のために時間を使える」という感覚があったからです。
そのおかげか、勉強中にモチベーションの低下を感じることはほとんどありませんでした。
やると決めたからこそ前に進めたのか、あるいは自分がもともと楽観主義者だからなのかわかりませんが、不安を抱えることもありませんでした。
さらに、「この期間で必ず挑戦する」と期限を定めて取り組んだことが、迷いを減らし、日々の勉強に集中できた要因だったのだと思います。
また、勉強を続ける中でモチベーションを維持するために、小さな工夫もしていました。
例えば、一日の勉強が終わったら好きなものを食べる、週末にだけ小さな楽しみを用意するなど、無理なく続けられるリズムを作るようにしていました。
万が一不安が顔を出したときには、「期限を決めて挑戦しているのだから迷う必要はない」と自分に言い聞かせたり、ストレス発散することで切り替えていました。
こうした工夫は、精神的な安定を保ち、最後まで走り切る大きな助けになったと感じています。
まとめ:30代からでも遅くない、入学してからが本当のスタート
私自身、30代からの獣医学部再受験は、決して簡単な挑戦ではありませんでした。
仕事を辞めて受験勉強に専念し、費用や生活に悩むこともありましたし、年齢やキャリアに対する不安も大きな壁でした。
しかし、期限を決めて挑戦したこと、そして「やると決めたらやる」という覚悟を持てたことで、最後までモチベーションを落とさず走り切ることができました。
再受験に成功して入学できたときは大きな達成感がありましたが、実際には「合格がゴール」ではなく「入学してからが本当のスタート」だと痛感しました。
勉強や実習、年齢の離れた同級生との関わりなど、むしろ新しい挑戦がたくさん始まりました。
また、入学してから、同じような境遇や歳の近い同級生が結構いるということを知り、年齢に関してあまり気にならなくなります。
もし、「年齢が気になるから」と再受験をためらっている方に、私の経験が少しでも参考になれば嬉しいです。
投稿者プロフィール

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再受験獣医学生です。
理系の大学を卒業後に社会人を数年経験してから、獣医学部を再受験しました。
2回目の大学生なのでいろいろなことに挑戦中です。
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