獣医学部再受験|最も合格しやすい大学は?
ここではヤムヤムの獣医学部再受験の経験から、個人的に再受験生が最も合格しやすいと思う大学と選抜方式を書いていきたいと思います。
再受験といっても、一度大学を卒業しており4年制大学の学士を持っているか、卒業見込みの方が対象となります。
一度大学を卒業し、社会人をしているが、獣医師になりたいと思っている方の参考になると嬉しいです。
結論を書くと、私立大学の学士受験だと思います。

ここで書くのは、自分の体験に基づく個人的な考えです。
年度によって選抜方法や合格しやすさは変わるので参考程度でお願いします。
再受験時のこと
私の再受験時のことを書いています。よかったら見てみてください。
どんな受験があるか
まず、どんな受験があるか書いていこうと思います。
現在(2025年3月)では、「国公立・私立の一般受験」と「私立大学の学士受験または編入試験」があると思います。
(細かい受験要項などは各大学のHPで確認できますので、そちらのほうを確認お願いします。)
国公立の一般受験は、レベルも高く、勉強する教科も多いです。
私立の一般受験は、国公立ほどレベルが高くないとはいえ、受験者数も多く、高得点勝負なため、こちらも大変です。
私立大学の学士受験または編入試験は、基礎学力試験に加え、小論文や面接などがあります。
獣医学部獣医学科に入るためには、これらのどれかを突破する必要があります。
私はこの中で、最も合格しやすいものは私立大学の学士受験だと思います。
ここでは学士受験と記載していますが、各大学の募集要項には「学士特別入試」などと書かれている方式です。

編入試験と学士受験を同じと思う方もいると思いますが、基本的に編入試験は入学年次が2年生で学士受験では1年生となります。
また、学士受験と編入試験どちらも基本的に4年制以上の大学を卒業した方が対象となります。
学士受験と編入試験の難易度を比べると、編入試験のほうが難易度は高くなると思います。
ここからは、なぜ私立の学士受験が狙い目なのか書いていきます。
なぜ私立の学士受験なのか
なぜ私立の学士受験がもっとも合格しやすいのかの理由には以下のようなものがあります。
- 受験科目・量が少ない
- 試験科目が特殊
- 競争相手が少ない
この理由に対して説明していきたいと思います。
ただし受験者は、過去に大学を卒業し、大学受験の勉強から長く離れていたような方とします。
勉強科目・量が少ない
一度大学を卒業し働いていたような再受験生は、大学受験の勉強から長く離れているので、通常の受験では普通の浪人生よりも勉強量が必要です。
また、現役の高校時代から年数が経っていれば経っているほど、課程も違い勉強も大変です。
そのため、勉強から離れていた再受験生が一般受験に挑むには相応の勉強時間が必要です。
しかし、学士受験では学力試験の内容は「英語基礎」、「数学Ⅰ・A」、「化学基礎または生物基礎」となっており、基礎的な問題がほとんどなため、勉強量ははるかに少なくて済みます(大学や年度によって違うため、各大学の募集要項を確認してください)。
しかし、その分高得点勝負になると思うので、ミスがないようにする必要があります。

私が実際に受験した時は、参考書の基礎問題レベルしか出題されなかったです。
競争相手が少ない
一般受験では、現役の受験生や浪人生などここ数年間ずっと勉強していた人たちと競争する必要があります。
しかし、学士受験ではもともと受験する人数が少なく、競争相手が少ないです。
募集定員は若干名となっており、何人合格するかはわかりませんが、たくさん合格している大学もあります。
20人以上受けて3人くらいしか合格しなかった年もあれば、10人近く合格した年もあります。

私の時は結構多くの人数が合格しており、合格率は一般受験よりも格段に高かったです。
学士受験の気を付ける点
次に学士受験に関して気を付ける点などを書いていきます。
試験科目が特殊
まず試験科目が一般受験とは違い、推薦入試に近くなります。
ほとんどは、「学力試験、小論文、面接」です。
また、出願時に志望理由書が必要となります。
学士受験と編入試験の違い
学士受験と編入試験を混同する人もいると思いますが、ちょっと違います。
学士受験の入学年次は1年生ですが、編入試験は2年生となります。
2年次入学ということもあり、編入試験のほうが難易度は高いです。
また、ほとんどの大学は学士受験と編入試験どちらかしか行っていません。
学士受験の日程
学士受験の日程は、麻布大学・日本獣医生命科学大学では出願期間が10月または11月、試験日が11月、合格発表が12月となります。
北里大学は編入試験で一次試験が11月、二次試験が12月となります
情報は流動的なので、その都度確認してください
最後に
今回は私の獣医学部再受験の経験から、再受験生が最も合格しやすい大学と受験方式について書きました。
私の主観ですが、最も合格しやすいのは私立の学士受験だと思います。
社会人をしているが、再受験して獣医師になりたいと思っている方の参考になると嬉しいです。
学士受験については、また後日、志望理由書の書き方や試験に関するポイントを書きたいと思います。
投稿者プロフィール

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再受験獣医学生です。
理系の大学を卒業後に社会人を数年経験してから、獣医学部を再受験しました。
2回目の大学生なのでいろいろなことに挑戦中です。
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