再受験して良かったこと|社会人から大学に入り直しての感想
社会人を経てから大学に入り直すことは、年齢的にも経済的にも簡単な道ではないと思います。
周囲から「本当に大丈夫?」「将来何するの?」と心配されたり、自分自身も迷ったりする場面がたくさんあります。
それでも再受験に挑戦し、今こうして大学生活を送るなかで、「やっぱり挑戦して良かった」と心から感じています。
ここでは、その理由を紹介します。

自分が再受験してよかったなと感じていることを書いていきます!
やりたいことを学べる喜び
社会に出てからわかる「本当に学びたいこと」
10代で進路を決めるときは、まだ将来のイメージがはっきりしていない人も多いと思います。
私もその一人でした。
けれど社会に出て経験を重ねるうちに、「やっぱりこの分野を学びたい」という気持ちが強くなり、再受験を決意しました。
目的が明確だからこそ、大学での学びは以前よりもずっと充実しています。
モチベーションが高まる
再受験して良かったと最初に感じたのは、「自分がやりたかったことを学べている」という実感です。
社会人として働いているときも、自分がやりたいや力をつけなきゃということについて情報収集をし、学んできたつもりでした。
社会人として学んできたことは自分の力になり、やってよかったと思いますが、どちらかというと業務の延長上で自分で本当に学びたいということを選んできたわけではなかったと少し感じています。
また、社会人として働いていると、日々の業務に追われて学びたいことを後回しにしがちだったり、モチベーションが続かないことがありました。
しかし、再受験を経て大学に入り直したことで、自分が学びたいことを本気でやれているという実感を得ることができました。
若いころよりもモチベーションが高く、集中力も続きやすいのは、やはり「やりたいことに向かっている」という強い気持ちがあるからだと思います。

大人になってから、学びたいことを学べるということは、本当に楽しいです!
将来への道が拓ける実感
学びがキャリアにつながる
講義を受けるたび、実習で実際に手を動かすたび、社会人を経験しているためか、「知識が自分のキャリアに直結している」と改めて感じられます。
また、自分が今まで学んできた知識とこれから学ぶことを合わせたりすることで、自分にしかできないことをできるのではないかという期待も出てくるようになりました。
夢が現実的なキャリアに変わる
以前は漠然としていた「こんな仕事ができたらいいな」という思いが、今では具体的なキャリア像に変わりつつあります。
大学生活は課題や試験に追われ大変ですが、挑戦したからこそ未来への扉が開かれたのだと強く感じます。

自分がやりたかったことを新しく学ぶことで、自分へのこれからの期待が強くなり、やりたいことが鮮明になります!!
同級生との刺激的な関わり
年齢差は壁ではなく刺激になる
20歳前後の学生の中に30代で飛び込むのは、勇気のいることでした。
けれども実際に過ごしてみると、若い世代との関わりは刺激の連続です。
社会人では到底かかわりを持つことがない人たちと交流することで、自分の固定観念がなくなり、考えがアップデートされるようになります。
同級生は柔軟な発想を持ち、新しいことに積極的に挑戦します。
正直言って、自分が彼らと同じ年の頃よりはるかに大人に感じられます。
彼らと一緒に学ぶことで、自分の考え方が揺さぶられ、思わぬ気づきを得られることも少なくありません。
一方で、社会人経験を持つ自分だからこそ冷静にアドバイスできる場面もあり、お互いに学び合える関係を築けています。
「年齢差=ハンデ」ではなく「年齢差=強み」と感じられるようになったのは、再受験して得られた大きな財産のひとつです。
自分と同じような境遇の人たちとも高めあえる
再受験して良かったと感じる点のひとつに、同じように社会人を経てから挑戦した仲間と出会えたことがあります。
年齢も経歴も違いますが、「もう一度学び直したい」という強い思いを共有しているため、自然と話し合える関係になります。
全然違う志を持って再受験した人たちから、将来についての目標や志を聞くと、自分への大きな刺激となります。
ときには情報交換をしたり、一緒に勉強したりすることで、孤独を感じるかもしれない再受験生活に心強さが加わります。
こうした仲間の存在は、再受験を選んだからこそ得られた大切な財産です。

大学で出会う人たちからは刺激を多くもらっています!
まとめ|再受験は挑戦する価値がある
振り返れば、再受験の決断には勇気と覚悟が必要でした。
けれども今は、あのとき「思い切って挑戦してよかった」と心から感じています。
- やりたいことを学べる喜び
- 将来への道が拓ける実感
- 年齢の違う同級生との刺激的な関わり
これらは再受験しなければ得られなかったものです。
もし今、再受験を迷っている人がいるなら、年齢や立場にとらわれず一歩を踏み出してほしいと思います。
挑戦する価値は、間違いなくあります。
投稿者プロフィール

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再受験獣医学生です。
理系の大学を卒業後に社会人を数年経験してから、獣医学部を再受験しました。
2回目の大学生なのでいろいろなことに挑戦中です。
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